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長南、絶対に負けられない戦いへ=UFC97前日計量

長南、絶対に負けられない戦いへ=UFC97前日計量


 いよいよ明日18日(土・現地時間)に開催を控えたUFC97『REDEMPTION』。17日(金・同)、大会会場となるモントリオールのベルセンターで公開計量が行われた。

 ストライクフォースのクリス・サイボーグの計量オーバーが大きな問題となっているが、この日はダービッド・ビエルクヘイデン以外、問題なく出場選手はパスをしている。日本から同大会に参加する長南亮も規定の1ポンドオーバーでまとめ、TJ・グラント戦に挑むことができる。ここまでUFC戦績1勝2敗の長南――、同じ日本から同級に出場していた郷野聡寛が1勝2敗の戦績となり、契約を打ち切られたこともあり、絶対に負けられない試合となる。

 対戦相手のTJ・グラントだが、これまでの戦績13勝2敗ながら、これといった強豪との対戦もなく、かつてUFCウェルター級に出場していたフォレスト・ペッツを破っているのが目立つ程度の戦績だ。これがUFC初出場で、モントリオールを本拠地としたTKOで活躍していた地元の利はあるものの、期待を込めて長南有利としたいところだ。

 そういう意味では、3年ぶりの出場となるデビッド・ロワゾー、2勝4敗のサム・スタウトとの対戦となるマット・ワイマン&エド・ハーマンも長南同様、生き残りをかけた一戦となる。

 これがUFC二戦目となり、前回のアラン・ベルチャー戦の敗北を一掃したいデニス・カーン、2勝2敗のマイク・ボセック、二人のカナダ人ファイターも今後のことを考えると、インパクト大の勝利を収めたい。

[MMAPLANET]

■UFC97「REDEMPTION」計量結果は下記の通り

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
アンデウソン・シウバ:182ポンド(82.5キロ)
ターレス・レイチ:185ポンド(83.9キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャック・リデル:206ポンド(93.3キロ)
マウリシオ・ショーグン:206ポンド(93.3キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ブライアン・スタン:206ポンド(93.3キロ)
クリジストフ・ソジンスキー:204ポンド(92.5キロ)

<ヘビー級/5分3R>
チーク・カンゴ:232ポンド(105.2キロ)
アントーニ・ハードンク:249ポンド(112.9キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
スティーブ・キャントウェル:205ポンド(92.9キロ)
ルイス・カーン:206ポンド(93.3キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
エリオット・マーシャル:205ポンド(92.9キロ)
ヴィニシウス・マガリャエス:204ポンド(92.5キロ)

<ミドル級/5分3R>
デニス・カーン:185ポンド(83.9キロ)
ザビエル・フォウパポッカム:185ポンド(83.9キロ)

<ミドル級/5分3R>
ネイト・クォーリー:186ポンド(84.3キロ)
ジェイソン・マクドナルド:186ポンド(84.3キロ)

<ミドル級/5分3R>
エド・ハーマン:186ポンド(84.3キロ)
デビッド・ロワゾー:185ポンド(83.9キロ)

<ライト級/5分3R>
ダービッド・ビエルクヘイデン:157ポンド(71.1キロ)
マーク・ボセック:154ポンド(69.9キロ)

<ウェルター級/5分3R>
長南 亮:171ポンド(77.5キロ)
TJ・グラント:169ポンド(76.7キロ)

<ライト級/5分3R>
サム・スタウト:155ポンド(70.3キロ)
マット・ワイマン:155ポンド(70.3キロ)

[ スポーツナビ 2009年4月18日 23:19 ]
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風香がスポーツナビ来社、4.29自主興行を元気いっぱいPR!

風香がスポーツナビ来社、4.29自主興行を元気いっぱいPR!


風香が9回目の開催となる4.29風香祭を元気いっぱいPR【スポーツナビ】

 No.1アイドルレスラー風香がプロデュースする自主興行「風香祭」の第9弾大会、「FUKA MATSURI9~風香ゴールデン・ファイト2009~」が4月29日に東京・新木場1stRINGで開催される。

 17日、風香がスポーツナビ編集部に訪れ、同大会を元気いっぱいにPR。メーンでは若手世代のライバルでもある栗原あゆみとの2年10カ月ぶり2度目のシングルマッチが決定し、「今までは先輩の力を借りてしかメーンを盛り上げられませんでしたが、今回は同世代のあゆみちゃんとのシングル。私の真価が問われる試合だと思いますし、新しい挑戦になると思います」と、早くも気合十分だ。
 さらに先月敢行した中国での散打修行の成果もバッチリ。相手の足をキャッチして一本背負いの要領で投げる新技『サンダーF』も生まれ、「絶対に勝ちたいです!」と必勝宣言。また、「あゆみちゃんはすごいかわいくて、人気もすごいあるんです」と風香に劣らぬ人気を持つ栗原が相手だけに、「気持ちで負けないように、乗っ取られないように頑張ります」と“ホーム”死守のためにも、この同世代ライバル対決は絶対に落とせない。

 その一方で、風香祭といえばオープニング、休憩明けのダンスや歌などエンターテイメント色が濃いパフォーマンスも特徴。前回の5周年記念大会では“エアSPEED”を披露したが、今回ももちろんとっておきのパフォーマンスを用意しているという。
 「ヒントは“ピンクの女性”。みなさんが知っている歌や振り付けなので、絶対に盛り上がると思います。そのためにも今メチャメチャ練習しています!」
 風香、RICAのレギュラーに、今回は歌手の石渡奈緒美が新加入。この3人ユニット編成の歌・ダンスで大会を大いに盛り上げるとのことだ。

 プロレスデビュー6年目に突入して初めて開催する風香祭は、フリー転向後初の大会でもある重要な一戦。風香が魅せる新たなワールドに注目だ。

■FUKA MATSURI9~風香ゴールデン・ファイト2009~
4月29日(祝・水)東京・新木場1stRING 開始12:30

<メーンイベント 風香ゴールデン・ファイト 30分1本勝負>
風香
栗原あゆみ

<セミファイナル 風香祭DEカリビアン降臨! 20分1本勝負>
松本浩代、大畠美咲
カリビアン軍団(KIM&RAM)

<第2試合 風香祭★超異次元バトルII スペシャル3WAY 20分1本勝負>
FUKAキッドvs.闘牛・空vs.ジャイアント小馬場

<第1試合 風香祭DEオープニング・パッション 15分1本勝負>
夏樹☆たいよう
しもうま和美

[ スポーツナビ 2009年4月17日 19:49 ]

メーン以上に注目!? リデルvs.ショーグンほかライトヘビー級戦=UFC97

メーン以上に注目!? リデルvs.ショーグンほかライトヘビー級戦=UFC97


コールマン戦の勝利でUFC初勝利を挙げたものの、まだ日本で見せていた強さは発揮できていないマウリシオ・ショーグン(右)【ZUFFA】

 今週末4月18日(土・現地時間)にカナダ・ケベック州モントリオールのベル・センターでUFC97『REDEMPTION』が開催される。

 メーンイベンターの名前ではなく、レデンプション=(約束の)履行という大会タイトルが付けられた今大会。メインではUFC世界ミドル級選手権試合アンデウソン・シウバ×ターレス・レイチのブラジリアン対決が行われる。

 セミはライトヘビー級ビッグネーム対決となるチャック・リデル×マウリシオ・ショーグン戦がマッチアップされており、ブラジル人同士のメーンに、ビッグネームのリデルの加え、試合が噛み合うことが予想されるショーグンの登用――、GSPのいないモントリオール大会を、UFCの勢いが開催を可能にしたといえるだろう。

 とはいっても、カナダという開催地を意識、そして加味した対戦カードが並んでいることも確かだ。ズバリ、カナダ人ファイターが大挙出場する当大会だが、興味深いライトヘビー級のアンダーカードも揃っている。

 PPVカードに組み込まれたブライアン・スタン×クリジストフ・ソジンスキー戦の両者は、ともにUFCでキャリアをスタートさせたばかりだが、実力者揃いのライトヘビー級で確実にスポットライトが当てられる存在となるだろう。

 ポーランドのワルシャワで生まれ、カナダのウィニペグで育ったソジンスキーは、モントリオールに拠点を置き、TKOでキャリアを重ねた後、IFLを経てTUFシーズン8で注目されたファイターだ。

 一方のスタンは横田空軍基地で生を受け、自身も米国海兵隊となり、イラク駐在中には6日間に及ぶ包囲網を42人誰一人命を落とすことなく帰還に導き、シルバースターという勲章を授与されている。

 彼が成功に導いたサバイバル劇は、ヒストリーチャンネルで歴史に残る生還劇としてドキュメンタリーで取り扱われるほど有名なストーリーになっている。

 そんなバックグラウンドが注目され、MMAファイターとして早々に成功を収めたスタンは、WEC世界ライトヘビー級王座をスティーブ・キャントウェルに明け渡した後、当然のようにUFC移籍を果たした。

 打撃主体のスタンと、GnPで強みを発揮した後、チーム・クエスト入りしてからスタンドの打撃を急激に伸ばしたソジンスキー。元WEC世界王者×TUF8ベスト4の顔合わせは、同大会の裏メインといえるだろう。

 そのスタンを下し、WEC世界王者からUFCファイターに転じたキャントウェルは、ブラジルの難敵ルイス・カーンとの一戦となる。UFCデビュー戦こそ、グラウンドのヒザ蹴りで反則負けとなったカーンだが、その後はジェイソン・ランバート、そしてソクジュを下し連勝中だ。

 昨年10月のソクジュ戦では、ソクジュのインファイトをいなし、強烈なヒザ蹴りからフィニッシュにつなげている。ソクジュのUFCでの活動に引導を渡したカーン相手のファイトは、キャントウェルの真価が見定められる一戦でもある。

 そして、プレリミナリーに用意されたライトヘビー級戦、エリオット・マーシャルとヴィニー・マガリャエスの一戦は、TUF8ベスト4と準優勝者の顔合わせだ。

 優勝したライアン・ベイダーに敗れた両者、もっともやられようはマガリャエスの方が酷かった。全米ライブ中継の決勝戦で、ワンパンチで勝負を落とした柔術黒帯世界王者は、同じ柔術黒帯のマーシャルとの寝技戦を制し、なんとかその存在感をアピールしたいところだろう。

 ただし、寝技はともかくとしてマーシャルは打撃とレスリングの両面でマガリャエスを上回っており、マガリャエスが得意とするフィールドへすぐに持ち込まれるとは思えない。TUF収録後、エクストリーム・クートゥアーでトレーングを積んだマガリャエスが、苦手とする打撃をどこまで克服できたか、そこが勝敗の鍵となるだろう。

 セミファイナルのビッグネーム対決だが、最近4試合で1勝3敗のアイスマンと、鳴り物入りでUFC入りを果たしたもののピリッとした動きを見せていないショーグンの対戦は、今後の進退を賭けた一戦と捉えることができる。

 リデルやショーグンとはいえ、そのつまづきが一度や二度でなくなってくると、すぐ後ろに控えるヤングガンズに追いつかれ、追いこされてしまう。そんなUFCライトヘビー級戦線で、トップグループを確保できるのは、どちらになるのか。

 二人ともグラスジョー(ガラスのようにもろいアゴ)という点を考えると、勝負はどちらに転ぶか分からない。一点、リデルが有利だとすれば、それはショーグンのスタミナの無さ。マーク・コールマン戦のように攻め疲れが好勝負を生むような幸運は、リデル戦では望めないだけに、そのコンディションが気になるところだ。

[MMAPLANET]

■UFC97『REDEMPTION』決定対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
アンデウソン・シウバ(ブラジル)
ターレス・レイチ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャック・リデル(米国)
マウリシオ・ショーグン(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ブライアン・スタン(米国)
クリジストフ・ソジンスキー(カナダ)

<ヘビー級/5分3R>
チーク・カンゴ(フランス)
アントーニ・ハードンク(オランダ)

<ライトヘビー級/5分3R>
スティーブ・キャントウェル(米国)
ルイス・カーン(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
デニス・カーン(カナダ)
ザビエルル・フォウパポッカム(フランス)

<ミドル級/5分3R>
ネイト・クォーリー(米国)
ジェイソン・マクドナルド(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
エド・ハーマン(米国)
デビッド・ロワゾー(カナダ)

<ライト級/5分3R>
デビッド・ビエルクヘイデン(スウェーデン)
マーク・ボセック(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
長南亮(日本)
TJ・グラント(カナダ)

<ライト級/5分3R>
サム・スタウト(カナダ)
マット・ワイマン(米国)

[ スポーツナビ 2009年4月17日 17:30 ]

菊野、豪快KOでライト級新王者に DREAMも見えた=DEEP

菊野、豪快KOでライト級新王者に DREAMも見えた=DEEP


菊野(左)が豪快な打撃を突き刺し、松本をノックアウト!【t.SAKUMA】

 「DEEP 41 IMPACT」が16日、東京・後楽園ホールで開催された。

 メーンイベントは、ともに本戦6連勝でここまで登りつめた“世界のTK”高阪剛の弟子・菊野克紀と、タレント・今田耕司率いる今田道場所属の松本晃市郎による「第5代DEEPライト級王者決定戦」。空手の秘技・三日月蹴りを武器とする菊野か、トリッキーなソリッドパンチャー松本か、緊迫した空気が支配する中試合は開始された。
 実力伯仲に予想された両者だが、「普段は80キロ以上ある」という菊野が体格差、そして空手の「三戦(さんちん)立ち」を応用した構えでプレッシャーをかけ前に出る。
 ローで松本を追う菊野は、松本がフックを振るってきても当てさせず押し戻し、ジリジリと前へ出て、松本はまるで怖がっているかのように後退を余儀なくされる。
 フィニッシュも圧巻。飛び込んできた松本に右フックをカウンターしてロープ際へ追い詰めた菊野は、右ミドルから右フックを繋げて放ち、これをアゴにクリーンヒット。松本の意識を刈り取り、1R4分32秒、ノックアウトでライト級王座を奪取した。

 インパクトある菊野の強さと激勝に、DEEP佐伯繁代表も「時期を見てDREAMに出します」と明言。総合で空手の強さを証明する“和製GSP”と言うべき菊野の大舞台進出が約束された。

■DEEP 41 IMPACT
4月16日(木)東京・後楽園ホール

<第10試合 第5代DEEPライト級王者決定戦 5分3R>
○菊野克紀(ALLIANCE)
(1R4分32秒 KO)
●松本晃市郎(今田道場)
※菊野が第5代ライト級王者に

<第9試合 女子52kg契約 5分2R>
○MIKU(クラブバーバリアン/DEEP女子ライト級(48kg)王者)
(1R0秒21秒 TKO)
●ニックダリ・“ザ・ナイトクイーン”・キャラノック(米国/アンダー・ダグワス/フリースタイル・ケージファイティング女子125ポンド級(約56kg)王者)

<第8試合 67kg契約 5分2R>
○宮田和幸(Brave)
(1R フロントチョーク)
●ソ・ジェヒョン(韓国/CMA KOREA)

<第7試合 ウェルター級 5分2R>
○上山龍紀(U-FILE CAMP町田)
(2R判定3-0)
●窪田幸生(坂口道場)

<第6試合 85kg契約 5分2R>
○金原弘光(U.K.R.)
(2R3分02秒 レフェリーストップ)
●長井憲治(U-FILE CAMP赤羽)

<第5試合 ライトヘビー級 5分2R>
○桜木裕司(掣圏会館)
(2R0分59秒 KO)
●加藤 実(フリー)

<第4試合 フェザー級 5分2R>
○北田俊亮(パラエストラ千葉)
(1R1分29秒 フロントチョーク)
●ジョー・“ベイビー・ジョー”・タイマングロ(グアム/スパイク22)

<第3試合 無差別級 5分2R>
○誠悟(フリー)
(1R0分19秒 ネックロック)
●和歌嵐(手塚道場)

<第2試合 62kg契約 5分2R>
○宮下トモヤ(パワーオブドリーム)
(1R フロントチョーク)
●クレイジーヒル(バンゲリングベイ)

<第1試合 ライト級 5分2R>
●松下直揮(MB3z)
(1R3分59秒 TKO ※ドクターストップ)
○パーキ(韓国/CMA KOREA)

[ スポーツナビ 2009年4月16日 23:36 ]

魔裟斗が現役引退を発表

 K-1MAXで世界王者に2度(2003年、08年)輝いた魔裟斗が現役引退を正式発表した。1日、都内ホテルで記者会見に臨んだ魔裟斗は「今年12月31日をもって現役を引退します」と年内引退を宣言した。
 今後は7月のK-1 MAX武道館大会と大みそか12月31日の「Dynamite!!」に出場する予定。出場が注目されていた4月21日の福岡大会では“魔裟斗二世”HIROYAとエキシビションマッチを行うことが決まった。

 「一番強い時に、まだもっと見たいと思われながら引退したかった」と引退理由を明かした魔裟斗は、残り2試合について「ゆるい試合をするつもりはない。ファンのみなさんが観たいと思う相手と戦いたい。最後はしっかりとした引退試合をしたい。最後までカッコよくいきたい」と意気込み。将来については「試合が終わってみないと分からない。いまは残りの2試合で最高の試合を見せたいだけ」と明言を避けた。

 なお、大みそかのラストマッチに関しては「今年のチャンピオンとやりたい」と今年の世界王者を最後の相手に指名。その理由を問われると「オレはカッコつけマンだから(笑)」とニヤリ。また、通常の3分3Rではなく、「3分5R、または3分7Rとかでやりたい。その方がKOの確率も高くなるから」と、最強の選手を相手に完全燃焼したい意向を語った。

■2度の世界王者、“顔”としてK-1MAXを牽引

昨年、5年ぶり2度目の世界王座を戴冠【t.SAKUMA】

 魔裟斗は1997年3月に全日本キックボクシング連盟からデビューし、99年には全日本ウェルター級王座を獲得。その後同王座を返上し、2000年にK-1に初参戦して以降は、70キロ級の中心選手としてまだ草創期だったK-1MAXを牽引するようになった。
 02年にスタートした第1回K-1MAX世界一決定トーナメントでは準決勝でアルバート・クラウス(初代王者)の前に涙を飲むも、翌03年には決勝戦でリベンジKOし、日本人初のK-1世界王者に。また、そのルックスと“反逆のカリスマ”と呼ばれる強気な言動で、格闘技以外のファン層にまで人気が拡大。テレビドラマ、バラエティーやCM、映画などにも出演し、文字通り“顔”としてK-1MAXをヘビー級以上のメジャーイベントにまで押し上げた。
04年大みそかのDynamite!!では山本“KID”徳郁とK-1ルールで対戦し、ダウンの応酬となる大激闘の末、判定2-0で勝利。この試合は最大で31.6パーセントの高視聴率をマークしている。04年以降は、ライバルであるブアカーオ・ポー.プラムック、アンディ・サワーに屈しタイトルから遠ざかっていたが、昨年、2度目の世界王者に返り咲いた。

 一方、私生活では、女優の矢沢心さんと約6年間の交際を実らせ07年2月11日に入籍し、結婚。また、今年3月22日には東京マラソンに出場し、3時間51分14秒で完走した。

 前人未到の3度目のK-1MAX世界王者への期待がかかっていた今シーズンだったが、世界トーナメント開幕戦(21日、マリンメッセ福岡)を前に現役引退が発表された。

■谷川プロデューサー「引退が正式に決まったのは1週間前」

谷川氏(右)は複雑な心情を織り交ぜつつ、魔裟斗引退に至るまでの経緯を語った【スポーツナビ】

 また、会見には谷川貞治K-1イベントプロデューサーも同席し、引退発表までに至る経緯を語った。

 今年に入ってから魔裟斗に会う機会が多く、魔裟斗夫人の矢沢心さんを交えての食事会などでも話し合いを持ったと明かした谷川氏。「僕の勘としては、もう引退するかもしれないなと去年くらいから思っていた」と、早くから予感めいたものがあったという。
 ただ「格闘家は時間がたてば、また試合をやりたくなってくるものなので、僕の方からは何も言わず魔裟斗君の結論を待っていた」と、現役続行への心変わりに期待を寄せていたが、魔裟斗の考えは引退へと進んだ。
 「正式に決まったのは1週間前」と谷川プロデューサー。「断腸の思いはあるし、ファンのみなさんには残念な思いをさせます」と語りつつも、長年魔裟斗を見てきた身としては、「魔裟斗君ほどの選手が決めたことに関して、『もうちょっとやってよ』とは言えないなと思いました」と今年いっぱいでの引退を了承したとのことだ。

 その一方で、魔裟斗不在となるK-1MAXの人気・興行面には不安も残るが、谷川プロデューサーは「不安はありません」とキッパリ。最後の相手に今年の世界王者を指名していることにも触れ、「確かに魔裟斗君は15年とか20年に一人の選手だと思う。でも、複雑な気持ちですけど、逆に今年のチャンピオンに魔裟斗君をぶっ飛ばして引退させてもらいたい。それくらいの気持ちでチャンピオンには戦ってほしいし、佐藤君とか小比類巻にぜひ世界王者になって、魔裟斗君をぶっ飛ばしてほしいですね」と、魔裟斗がいなくなってもK-1MAXは大丈夫だということを示すよう、今年のトーナメント出場全選手へゲキを飛ばした。

 また、魔裟斗は引退後の第二の人生について「まったく何も考えていない」と語っているが、谷川プロデューサーは「タレントになるとか考えていないと思うし、きっとMAXのために頑張ってくれると思います」と明言。その時は自分が引退して今後のMAXは魔裟斗君に任せようかな、と魔裟斗体制のK-1MAX確立も冗談交じりに語った。

■最後の試合は今年の世界王者とバチバチの試合を

引退を決意したのは本当に最近、と魔裟斗【スポーツナビ】

(以下は引退会見要旨)

 本日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。今年の7月と12月をもって現役を引退することに決めました。
 自分の中で思うスポーツ選手の引退の仕方は3種類くらいあって、一つは早い時期に負けてスパッとそこから足を洗う。もう一つは負けても本当にそのスポーツが好きで、ずっと続けていく。そして、もうひとつは本当に一番いい次期に、一番強い時に辞める形。自分は最後の3つ目の、一番強い時に、まだもっと見たいと思われながら引退したいと思って、今年で引退することを決意しました。

 言い忘れていましたけど、7月の試合は対戦相手が誰になるか決まっていませんが、12月31日は最高の相手とやりたいんで、今年のチャンピオンと、最後の試合を最強の相手とやりたいと思っています。
 あと、3分3ラウンドではなく、3分5ラウンドとか3分7ラウンドくらいでやってもいいかなと思っています。その方がKOする確率もすごい上がると思うので。最後の試合は本当に、オレはゆるい試合をやるつもりは全くないし、最後に本当のバチバチの、去年みたいな倒し合いをして、倒して最後は終わりたいと思います。

――21日の福岡でHIROYA選手とエキシビションマッチとなりましたが、抱負を。

 HIROYAは自分がいなくなった後にK-1を背負う可能性があると思っているので、話すよりはリングの上で、本当の戦いはできないですけど、何か伝えられることがあれば。3分間は短いけれど、オレが今まで積んできた経験を、口で言うより実戦で教えたいと思います。

――引退を最終的に決断したのはいつごろでしょうか?

 決めたのは本当、最近ですね。何が理由だったか、最後はきっちりとして辞めたかったんです。最後をこうやってやりますよというのを言いたかったので、本当に最近決めました。

――7月の試合については、強い選手はトーナメントに出ている最中ですが誰とやりたいという希望はありますか? 例えば総合の選手とか。

 ファンの人たちが見たいカードが組めればと思ってます。それこそ、アンケートをとってもいいんじゃないですか。そういう試合をしたいですね。みなさんが見たい試合をしたい。最後はオレがやりたい試合ができればいいなと思います。
■「来年の自分の人生計画はまったく考えていない」

「来年以降のことは考えていない。この2試合で最高の試合をするだけ」【スポーツナビ】

――魔裟斗選手はK-1MAXが始まったころは「おそらく早い時期に引退する」と言っていたと思いますが、最終的には30歳までやることになった。これはどういう心境の変化があったんでしょうか?

 うーん、結局は好きだから辞められなかったですね。どういう心境の変化か……何ですかね。2003年にチャンピオンになって、それから勝てなかったじゃないですか。それが去年ようやく勝てて……。うーん、どういう変化があったのか、ちょっと分からないです。

――去年のトーナメントで優勝したことで、やり切ったという感じがあったんでしょうか?

 やり切ったというか、去年の優勝でひとつの目標は達成できたと思いました。けれど、最後はしっかりとした引退試合をしたかったので。

――今年のトーナメントに参加しようという選択肢は?

 自分の中ではなかったですね。さっきも言ったように3分5ラウンド、もしくは7ラウンドでダメージのない状態で、最後は今年のチャンピオンと勝負したいと思ったので。それだったら、トーナメントの決勝戦よりいいなと思って、そうしました。そうしたというより、そうしたいですね。

――大みそかの最後の試合に、この選手に上がってきて欲しいと思っている選手はいますか?

 全然いないです。誰でもいいです。本当にチャンピオンとやりたいだけで、誰というのはないです。

――自分が引退した後のMAXのことが不安になったりはしないですか?

 MAXのこともそうですし、来年の自分の人生計画もそうなんですけれど、全く考えてないですね。本当に今はこの2試合で最高の試合をすることだけしか考えていない。これから先のこととかは全く考えてないです。

――7月は総合の選手でもという話がありましたが、DREAMに参戦している川尻(達也)選手が、魔裟斗選手を意識されている発言をしています。川尻選手についてはどう思っていますか?

 自分もその発言は雑誌を見て知っています。それがみなさんが見たいカードなら、喜んでやりますよ。「立ち技ナメんなよ」っていうのをオレが教えてやりますよ。

■印象に残っているのは優勝を決めたクラウス戦、キシェンコ戦

15歳からスタートした格闘技人生、アッという間だったと振り返る【スポーツナビ】

――これまでの格闘技人生を振り返って、どうですか?

 20代はアッという間でしたね。父親に連れられて(ボクシングの)ヨネクラジムに通い始めたのが15歳の時。そこに松本トレーナーという人がいて、「お前、ちゃんとやれんのか?」と言われて、「たぶん、やれると思います」と答えたんですけど、「お前、やれると思いますじゃダメだよ」って怒られたのが記憶にありますね。あぁ、もうあれから15年も経つのか、って。本当に2、3年前のように感じるので、アッという間でしたね。

――残り2戦が集大成になりますが、これまで戦ってきた中で印象に残っている試合、相手は?

 世界チャンピオンになった2試合、クラウス戦とキシェンコ戦が一番記憶に残っていますね。やっぱり一番うれしかったですから。

――ファンの間では2004年大みそかの山本“KID”徳郁選手との試合も印象深いという声もありますが、魔裟斗選手の中でKID選手の印象は?

 僕の中ではやっぱりチャンピオンになった試合の方が印象深いですね。

――魔裟斗選手にとって格闘技とは何だと思いますか。

 格闘技をやってきたことで本当に色々と学びました。人生は格闘技ですごい学べると思うんです。戦うことは人間の原点じゃないかなと思いますね。もっとほかにも原点はあるかもしれないですけど、昔から人間がやっている戦うことって、何だろうな……ビジネスマンをやっている友達も多いんですけど、格闘技とビジネスはまるで違いますが、なんとなくわかる部分があるんです。何て言ったらいいだろう……、ちょっと説明できないですけど、僕にとって格闘技は人生そのものなんですけどね。人生の半分くらい格闘技漬けでしたから。
 本当に僕を育ててくれましたし、格闘技と出会ってすごく大人になったと思います。格闘技やってなかったら、オレはどうなっていたんだろうなって思うし、オレにとっては格闘技やっていて良かったなと思いますね。

――将来的に格闘技で学んだことを何かに生かしたいという考えはありますか?

 本当に終わってみないと分からないですね。今はその2試合で最高の試合をしたいと思っているんで。
 きっと今までやってきたことは無駄にはならないだろうな、っていう自信はあります。
■ラストマッチに最強の相手を選ぶ理由「最後までカッコつけていたいから」

「エイプリルフールだから、引退はウソだったいうのもアリかも」と、最後は笑顔【スポーツナビ】

――引退を決意したのは最近ということでしたが、引退を考え始めたのはいつごろでしょうか?

 引退を考え始めたのも最近です。本当に今、オレ一番強いっていう自信がありますし、リングの上ではものすごいナルシストなんですよ。だから、今年だったら一番強い状態で、一番魅せられる自信あります。だから、今がいいかなって。

――今一番強いという自分が引退してしまうことに対して、もったいなという感情は起きないですか?

 引退してみないとそれは分からないですね。今は本当に考えてないですね。

――一番最後の相手に最強の相手を選ぶというのは勇気がいると思うんですが、それはなぜですか?

 カッコつけマンだから(笑)。最後までカッコつけていたいから。それはもちろん、すごい大変なことは分かっています。勝てるかも分からないですし、でも勝てるように最善の努力はします。やっぱり、オレらしく生きていこうということです。

――倒されてもかまわない?

 オレは倒しにいきますよ。バチバチの打ち合いですよ。去年の10月のような試合をして、最後、記憶に残るような試合をしたいですね。

――本日は4月1日エイプリルフールですけど、大みそかに勝った後、あの引退会見はウソだった、という可能性はあるんでしょうか?

 (笑)。まあ、あのー、4月1日だからそういうこともアリですよね(笑)。エイプリルフールだったから、あれはウソだったってね(笑)。
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