ダブル世界戦の立会人として来日したWBCのホセ・スライマン会長が、WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(27=真正)の殿堂入りを示唆した。4年ぶりに来日した同会長は、長谷川を「きょうの偉大な世界王者の1人」とベタボメ。さらに「私はWBC会長であり占い師じゃない。でも、あと2、3回防衛すれば成長する。勝ち続ければ大丈夫」と、2階級制覇のファイティング原田氏、国際マッチメーカーのジョー小泉氏に次いで日本人3人目の殿堂入りに太鼓判を押した。
長谷川は既に、11月に中国・成都で開催されるWBC総会への参加を打診されている。7度目の防衛成功を見越してのもので、WBCトップの“信頼”の厚さがうかがえる。プロボクシング発展途上国で開かれる総会だけに、出席すれば「アジアの顔」として大きな役割を委ねられそうだ。
その長谷川は会見で「いい練習ができた。早く試合がしたい」と仕上がりに自信をのぞかせた。世界戦では初めての左構えの相手に対して右ジャブを練習してきており、「右構えとやる時には、もっと強くなると思う。神の領域にいける」と早くも次戦以降を見据えた発言も口にした。
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