武田幸三ラストマッチ、壮絶に散るも侍魂見せた=K-1ワールドMAX 第6試合ではムエタイ王座を奪取し、代名詞であるローキックを武器にMAXでも多くの名勝負を残した武田幸三がアルバート・クラウスを相手に現役ラストマッチ。
最後まで“強い相手と戦う”自分の流儀を貫いた武田は、試合でもこれまで通り“やるかやられるか”の真っ向勝負を展開する。
武田の気持ちを汲んだクラウスは全力で迎え撃ち、ローとパンチで3度のダウンを与えていく。それでも決して投げることなく戦い続ける意思を見せた武田だが、左目尻が切れドクターストップ。立ったまま試合終了のゴングを聞いた。
試合後マイクを取った武田はやや言葉を詰まらせながら、「今日をもって格闘技の世界から現役を引退したいと思います。長い間本当に応援ありがとうございました。生きて家族の下へ帰ることができます」とファンに挨拶。
最後はこの試合のために長渕剛が再録音した『STAY DREAM』に背中を送られ、温かい拍手のなかを退場していった。
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