プロ格闘家転向を表明した北京五輪柔道100キロ超級金メダリストの石井慧(21=国士舘大)が8日、国士舘大で開かれた柔道部の祝勝会に出席した。トレーニングのため、20分遅れて会場入りする大物ぶり。約2時間の祝勝会ではサイン攻めにあうなど大人気だった。
祝勝会後、石井は「練習はやっています。打撃8割から9割で、あとは寝技ですね」と既に格闘家デビューへ向けた練習を開始していることを明かした。今月いっぱいで柔道部の寮を出るが、都内に2LDKの部屋を借りることも決定。「新居も決まりました。部屋にはサンドバッグとか常備させたい」と、来春のDREAMでの本格デビューへの準備が整いつつあることを口にした。
ただ、打撃に関しては分厚い胸の筋肉が邪魔でストレートパンチが打てないことが判明。弱点を克服するために、あこがれの存在であるエメリヤーエンコ・ヒョードルのパンチを研究しているという。「自分はフックばっかりですが、ヒョードルのビデオを見て参考にしている。かぶせるような打ち方はすごく自分に合っている」と話した。
By スポニチ
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