長谷川の圧勝V11や!トミーズ雅が太鼓判
「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(30日、日本武道館)
V11は間違いないで!!王者・長谷川穂積(真正)が23日、神戸市の真正ジムで、世界戦に向け4ラウンドのスパーリングで打ち上げた。激励に訪れた、元日本ランカーでタレントのトミーズ雅(50)から「今までで一番動けてる。圧勝するんちゃう?」と、V2戦からセコンドにつく“相棒”から太鼓判を押された。
◇ ◇
V11戦への最後のスパーリングで、長谷川はすべてを出し切った。相手をコーナーにくぎ付けにし、強打を続けてたたき込んだ。「疲れがたまっている」という言葉がうそのように、力強い動きを披露。通算137ラウンドのスパーリングをこなした。
「すごい動けてたでしょ?やるべきことはすべてやった。後は(試合で)思いっ切りやるだけ」。充実した笑みが好調さを物語っていた。「実戦を多くしたかったので(スパーリングを)増やした。すべてのパンチが有効になると思う」。事実上の統一戦という“ビッグマッチ”へ、思い通りの調整ができた。
練習を見守ったトミーズ雅は「減量がピークのこの時期に、これだけ動けているのを初めて見た」と目を丸くした。さらに「3週間前に来た時は最悪やった。これまでで一番調子が悪かった」と明かし、「完ぺきに仕上げてきたね。安心した。100点です」と勝利を確信していた。
セコンドにつく雅は「相手もチャンピオンやからね。やっぱり怖いよ」としながらも、「圧勝するんちゃうかな?」と予告した。「ゲン担ぎもいっぱいするよ」と、試合前に控室でカレーライスを食べ、試合用グローブを先に試着する“ゲン担ぎ”も約束。長谷川は「雅さんが来てくれて、いい刺激になります」と感謝した。
この日は、がんで療養している母・裕美子さんの55歳の誕生日。「電話しました。プレゼントは試合が終わってから。まずは勝つことがプレゼントだから。1秒でも早く終わらせたい」。母を安心させるためにも、“秒殺KO”で仕留めてみせる。
[ デイリースポーツ 2010年4月24日 9:17 ]
PR