菊野、豪快KOでライト級新王者に DREAMも見えた=DEEP
菊野(左)が豪快な打撃を突き刺し、松本をノックアウト!【t.SAKUMA】
「DEEP 41 IMPACT」が16日、東京・後楽園ホールで開催された。
メーンイベントは、ともに本戦6連勝でここまで登りつめた“世界のTK”高阪剛の弟子・菊野克紀と、タレント・今田耕司率いる今田道場所属の松本晃市郎による「第5代DEEPライト級王者決定戦」。空手の秘技・三日月蹴りを武器とする菊野か、トリッキーなソリッドパンチャー松本か、緊迫した空気が支配する中試合は開始された。
実力伯仲に予想された両者だが、「普段は80キロ以上ある」という菊野が体格差、そして空手の「三戦(さんちん)立ち」を応用した構えでプレッシャーをかけ前に出る。
ローで松本を追う菊野は、松本がフックを振るってきても当てさせず押し戻し、ジリジリと前へ出て、松本はまるで怖がっているかのように後退を余儀なくされる。
フィニッシュも圧巻。飛び込んできた松本に右フックをカウンターしてロープ際へ追い詰めた菊野は、右ミドルから右フックを繋げて放ち、これをアゴにクリーンヒット。松本の意識を刈り取り、1R4分32秒、ノックアウトでライト級王座を奪取した。
インパクトある菊野の強さと激勝に、DEEP佐伯繁代表も「時期を見てDREAMに出します」と明言。総合で空手の強さを証明する“和製GSP”と言うべき菊野の大舞台進出が約束された。
■DEEP 41 IMPACT
4月16日(木)東京・後楽園ホール
<第10試合 第5代DEEPライト級王者決定戦 5分3R>
○菊野克紀(ALLIANCE)
(1R4分32秒 KO)
●松本晃市郎(今田道場)
※菊野が第5代ライト級王者に
<第9試合 女子52kg契約 5分2R>
○MIKU(クラブバーバリアン/DEEP女子ライト級(48kg)王者)
(1R0秒21秒 TKO)
●ニックダリ・“ザ・ナイトクイーン”・キャラノック(米国/アンダー・ダグワス/フリースタイル・ケージファイティング女子125ポンド級(約56kg)王者)
<第8試合 67kg契約 5分2R>
○宮田和幸(Brave)
(1R フロントチョーク)
●ソ・ジェヒョン(韓国/CMA KOREA)
<第7試合 ウェルター級 5分2R>
○上山龍紀(U-FILE CAMP町田)
(2R判定3-0)
●窪田幸生(坂口道場)
<第6試合 85kg契約 5分2R>
○金原弘光(U.K.R.)
(2R3分02秒 レフェリーストップ)
●長井憲治(U-FILE CAMP赤羽)
<第5試合 ライトヘビー級 5分2R>
○桜木裕司(掣圏会館)
(2R0分59秒 KO)
●加藤 実(フリー)
<第4試合 フェザー級 5分2R>
○北田俊亮(パラエストラ千葉)
(1R1分29秒 フロントチョーク)
●ジョー・“ベイビー・ジョー”・タイマングロ(グアム/スパイク22)
<第3試合 無差別級 5分2R>
○誠悟(フリー)
(1R0分19秒 ネックロック)
●和歌嵐(手塚道場)
<第2試合 62kg契約 5分2R>
○宮下トモヤ(パワーオブドリーム)
(1R フロントチョーク)
●クレイジーヒル(バンゲリングベイ)
<第1試合 ライト級 5分2R>
●松下直揮(MB3z)
(1R3分59秒 TKO ※ドクターストップ)
○パーキ(韓国/CMA KOREA)
[ スポーツナビ 2009年4月16日 23:36 ]
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