<J1>浦和の17歳・原口がプロ初ゴール、名古屋を破る
毎日新聞 - 2009/4/12 22:16
○浦和1-0名古屋●
浦和が、17歳・原口のプロ初ゴールでもぎ取った先制点を守り切った。前半43分、闘莉王がペナルティーエリア内でこぼした球に、途中出場の原口がうまく反応して右足で押し込んだ。後半は闘莉王らの堅い守りで名古屋の反撃をしのいだ。名古屋は再三、サイドを突破して好機を作ったが、決定力を欠いた。
▽浦和・フィンケ監督 1得点は少ないかもしれないが、前半はとてもいい形だった。(細かくパスを回す)目指すサッカーができてきている。
○…浦和のFW原口がプロ初ゴール。17歳11カ月での得点で、永井(現清水)が持つチーム最年少得点記録18歳4カ月を更新した。豊田スタジアムでは昨年5月のナビスコ杯・名古屋戦でプロ初出場を飾ったが結果を残せず、その後出場機会を失い、原口が言うに「悔しい思いをした場所」。それだけに同じ舞台で決勝点を挙げ「1年で成長できたのかな」と少しだけ表情を緩めた。
○…名古屋は4日の川崎戦での初黒星に続いて敗れ、2連敗。試合前練習で玉田が右足首を負傷。試合に強行出場したが本来の動きを見せられずに前半だけで交代した。それが全体に影響したか、持ち味の細かいパスワークからの速攻が見られなかった。ストイコビッチ監督は「去年の結果(リーグ戦3位)に満足している選手がいるのでは」と不満。「今年はよりハードワークをしないと勝てないと分かってほしい」と厳しかった。
★玉田と田中達が途中交代 名古屋のFW玉田圭司選手(29)は12日、浦和戦(豊田スタジアム)の試合前練習で右足首をひねり、前半終了時に途中交代した。ねんざの疑いがあり、13日に病院で検査をする。また、浦和のFW田中達也選手(26)も試合中、右太もも裏に違和感を感じ、前半途中で大事を取って退いた。
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