日本人ファイター初優勝へ、京太郎が打倒シュルトを誓う=K-1
2010年の世界最強を決める「K-1 WORLD GP 2010 FINAL」(11日、東京・有明コロシアム)準々決勝でセーム・シュルトと対戦する京太郎が7日、東京都内のジムで公開練習を行った。
京太郎の遅刻で30分遅れて始まった練習では、シャドーで体を温めた後、2分2ラウンドのミット打ちを行い、軽快な動きで調子の良さを見せた。
ピーター・アーツ、ジェロム・レ・バンナとK-1のレジェンドに連勝し、日本人ファイターとして初のGP優勝を目指す京太郎は「アーツ戦、バンナ戦に勝てたことで気持ちに余裕が持てるようになった。昨年までは気持ちで弱い自分がいて、ずっと悩んできた。リングに上がるのは怖いけど、自分に勝てた選手だけが上に行けると思うので、日本人ファイターとして、自分のために勝ちたい」と精神的に成長した成果をシュルト戦で証明することを誓った。
対戦相手は過去4度のGP制覇を誇る優勝候補の筆頭シュルトだが、京太郎は「僕が思っていることができれば会場が沸く。シュルト選手は体格を生かす方法を知り尽くしていて、自分にとって大きな壁になると思いますが、この一戦を乗り越えれば自分も成長するし、いろいろな意味で大きな試合になると思う。小手先の戦いではなく、自分が気持ちで立ち向かうしかない」と強い決意で打倒シュルトを宣言した。
2年前のアーツvs.シュルト戦の映像を見て「顔面に攻撃を受けてボコボコにされながらも、突っ込んでいく姿勢は本当にすごい」と、アーツの精神力の強さに感心した京太郎は「全部を攻略するのは無理。勝つために立ち向かって前に出ることが大切。シュルト選手が焦るかもしれないし、逃げても勝機は生まれない。自分の得意なことをやって、自分自身の戦いに集中する」と、ひたむきに前へ出続けて勝利をつかみ取る覚悟を見せた。
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