7度目の防衛に成功したWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(27=真正)が、次戦に向け異例の早期対策を行っていた。同級2位バルデス(メキシコ)を2回TKOで下した世界戦から一夜明けた17日、都内で会見。来年3月にも国内で対戦予定の同級1位マリンガ(南アフリカ)を、既に映像で確認済みと明かした。これまで対戦相手の情報はほとんど入れず、自分の戦い方に徹してきた。それだけにマリンガへの高い警戒心がうかがえる。
指名挑戦者マリンガはバルデスと同じサウスポーで、6月には長谷川に2度敗れた前王者ウィラポン(タイ)に4回TKO勝ち。その映像を見た長谷川は「前にガンガン出てきて、左右の両アッパーを打ってくる。バルデスほどリーチは長くない」と詳細に分析した。11月のWBC総会(中国)の出席前にも練習再開の見込みで、強豪とのV8戦は周到に準備を進める。
By ニッカンスポーツ
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