KOキング襲名だ!! 7度目の防衛に成功したWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(27)=真正=が17日、東京都内のホテルで一夜明け会見に臨み、「最高の1年」と振り返った。2戦連続KO勝ちの王者が、秒殺継続で09年も勢いに乗る。
やみつきになりそうだ。王者が秒殺KOのとりこになった。無傷のまま7度目の防衛に成功した長谷川が、余裕の笑みで完ぺきな1年を振り返り、力強く09年を見据えた。
「最高の1年でした。3戦3勝。うち2つKOできたのは最高の結果。来年も3試合やりたい」
挑戦者・バルデス(メキシコ)を簡単に退け、2戦連続での2回TKO勝ちを収めた。昨年までのKO率は32%(22勝7KO)。安定感が売りだった王者だが、防衛を重ねるうちに進化。破壊力に磨きがかかってきたことをV7戦で実証した。
「調子が良ければ」と山下正人会長も来年の3試合実施を描く。ダメージが残る12回判定勝ちでは、試合間隔を空けざるを得ない。スムーズに今年と同じ日程を消化するには、KO勝利がベター。2ケタ防衛まで、あと3勝。09年のうちに目標を達成するために、秒殺防衛を義務づけた。
「しばらくはゆっくり休みたい。試合が決まれば、スイッチをオンにして練習に励みたい」
2、3週間の休暇の後、年内は走り込み中心の調整を予定。切れ味を増した王者がKOキングの道を突き進む。
By サンスポ
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