アニヲタのK-1侵略、再び――。この日の会見に出席した長島は「こないだの大会(日本代表決定トーナメント)の閉会式でしか着れなかった。あれだけだと露出時間も少なくてかわいそうだと思ったので」と、本来ならば決勝戦の入場パフォーマンスで着用する予定だった「マクロス・フロンティア」ランカ・リーの最終回バージョンのコスプレで登場。谷川プロデューサー驚愕の「50パーセント近くの得票率だった」というネットファンの後押しを受けた出場に、長島は「投票してくれたファンのみなさんにひと言。別にうれしくなんかないんだからね!……でも、ありがとう」と、ツンデレモード全開でファン投票による出場の喜びを語った。
1回戦の相手は魔裟斗を決勝戦で倒し初代世界王者に輝いたクラウス。世界トーナメント初出場の初戦でいきないMAX屈指の強豪と激突することになったが、長島には臆するところは微塵もない。
「wktk(ワクテカ)してます。けっこう面白い試合ができるんじゃないかと思いますね。向こうはパンチで倒しに来る選手なので、それに応じて、3ラウンド全部打ち合いたい。どちらかが倒れる試合をしたいですね。自分が倒れる分には構わないし、フルボッコ返しを食らおうともフルボッコを目指します」
初代王者相手に正々堂々、真っ向勝負の殴り合いを宣言した長島。しかし、すがすがしい表情が一変したのは、クラウスのアニメコスプレをバカにした発言を聞かされた瞬間だった。
谷川プロデューサーによると「クラウスは相当怒ってますね。あんなのがK-1に必要なのか!?と。長島選手のことは嫌いだと思います」。さらに追い討ちをかけたのは、会見に同席した佐藤嘉洋だった。
「2月のMAXの会見でクラウスが『アイツはゲイなのか?』って聞いてきたんですよ。僕は『たぶん、違う。彼の趣味だ』と答えておきましたけど」
このクラウスの発言には、たとえ尊敬すべき初代王者とも許さない。アニメをバカにするヤツは誰であろうとフルボッコだ。
「これはもう、オランダでのアニメ布教のためにクラウス選手に協力してもらうしかないですね。クラウス選手には『日本のアニメを勉強してこい! これがジャパニメーションだ!』って言いたいですね。それと自分はゲイじゃない。女の子のキャラが好きだから、こういうコスプレをしてるんです!」
日本アニヲタの底力をMAX初代王者に刻み込めるか。2月の日本代表トーナメントは右まぶたカットによる出血のため準決勝で無念のドクターストップ。しかし、アニヲタの侵略は終わらない。長島によるK-1制圧・世界編がいざスタートだ。
こう見えて、その強さに脱帽です。
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