プロボクシング東洋太平洋ミドル級王者・佐藤幸治(28)=帝拳=が、4月25日にドイツ・クレフェルトでWBA世界同級王者フェリックス・シュトルム(30)=ドイツ=に挑戦することが16日、発表された。同ジム所属のWBA世界Sフェザー級王者ホルヘ・リナレス(23)=ベネズエラ=は、5月9日に米テキサス州エルパソで初防衛戦に臨む。
待ちに待った世界初挑戦が決定。佐藤は「このチャンスを生かしたい。とても難しいと思うが、勝負ごとは何が起こるか分からない」。95年12月にWBA王座を獲得した竹原慎二以来、日本人2人目となるミドル級の世界王座奪取を誓った。
王者シュトルムはアマ時代シドニー五輪に出場し、現在は5連続防衛中の強敵だ。佐藤はシドニー、アテネとアジア予選に出場したが五輪出場はかなわなかった。「やる気にさせてくれる」とトラウマを力に変える。
17日に米ラスベガスへ出発し、2週間の強化合宿に入る。将来は政治家への転身を希望しており、今回の世界戦は世間に名前を売る絶好のチャンス。「失うものは何もない」という無印男が歴史的快挙に挑む。
By サンスポ
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