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元世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級チャンピオンの辰吉丈一郎(38)が8日、バンコクでノンタイトル10回戦を行い、タイ・スーパーバンタム級1位のサーカイ・ジョッキージムに7回TKOで敗れた。辰吉は試合後に現役続行することを表明した。
辰吉は動きに精彩を欠き、3回に左フックでダウンを喫した。劣勢だった7回に陣営が棄権の意思を示すタオルを投げ、試合が止められた。辰吉の敗戦は1999年にWBCバンタム級王座に挑戦したウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)戦以来で、世界タイトル戦以外で黒星を喫するのは初めて。
特例でのボクサーライセンス申請期限が切れ、国内で試合ができなくなった辰吉は昨年10月に5年ぶりの復帰戦を行い、タイ選手に2回TKO勝ちしていた。(共同)
辰吉丈一郎の話
「応援に来てくれた人には申し訳ない。悔しい。体が重かった。パンチをかわそうと考えていたけど、かわせなかった。しくじったという感じ。また一からやり直しや。世間はやめろと言うけれど、おれは腐っていない」
By サンスポ
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