テニスの全日本選手権第7日は15日、東京・有明テニスの森公園で行われ、女子シングルス決勝は今季現役に復帰したクルム伊達公子(エステティックTBC)が21歳の瀬間友里加(ピーチジョン)に6―3、6―3で快勝し、1991、92年に2連覇して以来16年ぶり3度目の日本一に輝いた。
38歳での頂点は、63年に41歳で8連覇した宮城黎子に次ぐ、戦後2番目の年長優勝となった。
元世界ランキング4位のクルム伊達は今春、12年ぶりに競技の一線に戻ってツアー下部大会などで活躍した。世界ランク198位、第7シードで挑んだ今大会、決勝でも持ち味の速いテンポのストロークで序盤から第9シードの瀬間を圧倒した。
▼クルム伊達公子の話 再びコートでプレーすると決めてから、目標は自然と全日本(選手権)が出てきた。目標と言いつつもまさかまさか決勝に残れるとは想像していなかった。優勝するとも思っていなかった。日に日に動きが良くなった。
By スポニチ
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