40歳桜庭が173秒完勝…DREAM11スポーツ報知 - 2009/10/7 8:00
◆DREAM11 ○桜庭和志(1回2分53秒 アームロック)ルビン・ウィリアムズ●(6日・横浜アリーナ) 昨年大みそかの田村潔司戦での敗北以来、10か月ぶりの復帰戦となった桜庭和志(40)=Laughter7=が、ルビン・ウィリアムズ(33)=米国=に1回2分53秒アームロックで圧勝した。スーパーハルクトーナメント準決勝でミノワマン(33)=フリー=がチェ・ホンマン(28)=韓国=を下す大金星。ライト級タイトルマッチは挑戦者・青木真也(26)=パラエストラ東京=が王者・ヨアキム・ハンセン(30)=ノルウェー=を制し、DREAMでは全階級を通じて日本人初の王者となった。
7月に40歳を迎えた桜庭が、現役プロボクサーにパンチを一発も出させない“完全試合”を演じた。左腕をだらりと下げたデトロイトスタイルで構えるウィリアムズの右足に、素早くタックルに入り、そのままグラウンドを支配。一瞬のスキをついて右腕をひねりあげ、ギブアップを奪った。
大会3日前に、緊急参戦を発表。わずか173秒間の試合だったが「6~7分やっているような感じだった」と打ち明けた。次戦は、六角形のケージ(金網)で行われる25日の「DREAM12」(大阪城ホール)参戦もささやかれるが「あしたにならなければ(参戦は)分からない。今のところはひと仕事終わったというところ」とはぐらかした。笹原圭一EPは「あした(7日)の一夜明け会見に桜庭選手が出てこなければ、問答無用で大阪に出てもらう」と強権を発動した。
不惑の年齢を迎えても「特に何も実感はない」という桜庭は「年金をもらう年齢まで続けるのは厳しいが、僕の目標は、合気道の達人(故・塩田剛三氏)。ああいう風になりたい。ベルトなどにはあまり興味がない」。マイペースで、総合格闘技の達人を目指すつもりだ。
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