桜庭ワールド全開! 金網戦で弁慶から一本勝ち=DREAMDREAM初の金網戦、桜庭(右)はヒザ十字固めで弁慶に勝利した【福山洋平】
これまでのリングではなくヘキサゴン(六角形)の金網を導入して試合を行う「DREAM.12」が25日、大阪城ホールで開催された。
DREAMの金網は従来多く見られた黒ではなく、白を基調とした“ホワイトケージ”。試合も通常と異なる5分3R制を採用し、あたかも“DREAMでありながらDREAMでない”ような異空間が現出となった。
第6試合では6日に行われた「DREAM.11」に続き、桜庭和志が3週間と置かずの連続出場。昨年開催されたミドル級グランプリでベスト4と、桜庭以上の好成績を収めたゼルグ“弁慶”ガレシックと対戦した。
試合が始まるや桜庭は地を這うような片足タックルでテークダウン。そこから一気にアキレス腱固めを極めにいき、場内は秒殺の予感に大歓声がわき起こる。しかし弁慶も意地を見せ、足の痛みに顔をゆがめながらも反撃のパンチを送ってくる。桜庭はあくまで一本狙いで足を放さないため、そのまま弁慶のパンチにさらされる。一方的にパンチを浴び“危うし”と思われた桜庭だが、そこから足首固め→ヒザ十字と足関節技を連係。ヒザ十字で弁慶の足を伸ばし切るとタップを奪い、ハラハラさせた上で一本という“桜庭ワールド”を存分に繰り広げ勝利した。
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