26日、渋谷ON AIR EASTで行われた「西口DXプロレス Megaton3 ~デッカイ秋みぃつけた~」に、全日本プロレス・小島聡が参戦。西口のエース・アントニオ小猪木と対戦した。
試合開始直後、小猪木が死にものぐるいでロープ際まで押し込むも、小島はチョップ一発で反撃。続いてヘッドロックにとらえると、早くも命の危険を感じた様子の小猪木がエスケープ。反撃の弓引きナックルパートを放つ小猪木のアゴをつかみ、チョップ連打で虫の息へと追い込む。
ボディスラムから「いっちゃうぞエルボー」を放とうとポーズを決めた小島だが、小猪木は微妙に場所を移動。「遠い……」と困惑する小島を会場の実況と観客が「小島ならできる」とはやしたて、乗せられた小島がダイブ。しかし距離はやはり足りず自爆。今試合最大級のピンチが小島を襲った。
正座式ニーから延髄斬りをくらった小島は、小猪木のブレーンバスターを切り返してマットに叩きつけ、小猪木のガード上から豪腕をさく裂。青息吐息の小猪木から3カウントを奪ってみせた。
敗れた小猪木は「小元気ですかーッ! 現金があれば、小島とも戦える」と芸人根性を発揮してマイク。「おい小島、こんなに痛いと思わなかったよ」と本音を漏らしつつ「小島に勝って三冠に挑戦しようと思っていたのに、ちょっと残念です」と、とんでもない皮算用もポロリ。小島は「子供の頃からあこがれていた猪木さんと試合ができて、感無量です」と笑顔。最後は「小1、小2、小3、ダー!!」を合唱してリングを降りた。
小島は、初挑戦となる西口プロレス登場に「異空間というか、いろいろ戸惑うところもあったけど、いい経験になったと思います。プロレスとは違うものというか、プロレスだけど、どこまで普段の自分の技を出していいのか、葛藤があった。最後はガードの上からラリアットを放ったけど、そこで一線を引いたというか。ガードしてなかったら出せなかった」と、プロレスラーとして葛藤を感じながら試合に挑んでいたことも明かした。
「違うようで、同じ。同じようで、違う。だけど究極的に言えば、リングがあってお客さんを楽しませるという部分では同じだった。小島聡というレスラーをこういう機会に、ほんの少しでも興味もってもらえたらうれしい」と、西口プロレス挑戦を終えて安どの表情を見せていた。
■西口DXプロレス「Megaton 3~デッカイ秋みぃつけた~」
10月27日(月) 東京・渋谷O-EAST
<メーンイベント シングルマッチ>
○小島 聡(全日本プロレス)
●アントニオ小猪木(西口プロレス)
<セミファイナル 6人タッグマッチ>
○長州小力、ジャイアント小馬場、松田大輔(西口プロレス)
●上島竜兵、寺門ジモン、肥後克広(ダチョウ倶楽部/太田プロ)
<第5試合 タッグマッチ>
見た目が邦彦、○ハチミツ二郎(西口プロレス)
●チェリー、アップルみゆき
<第4試合 タッグマッチ>
○ラブセクシー・ローズ、ラブセクシー・ヤング(西口プロレス)
吉江豊(ドラディション)、●よしえつねお(WAHAHA商店)
<第3試合 タッグマッチ>
●KID、ラブセクシー・乙羽屋(西口プロレス)
○田中知史、三好博道(オキシジェン/ホリプロコム)
<第2試合 タッグマッチ>
●世界のうめざわ、ザ・オバサン(西口プロレス)
○与座嘉秋、檜山 豊(ホーム・チーム/マセキ芸能社)
<第1試合 タッグマッチ>
●代々木健介、マサ小林(西口プロレス)
○武田テキサス、松雪オラキオ(弾丸ジャッキー/ニュースタッフエージェンシー)
[ スポーツナビ 2008年10月27日 23:52 ]
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