坂口征夫が道場閉鎖に発奮、父親には怒りも=パンクラス前日計量
今大会から新しくなるグローブのサイズを確かめる坂口【スポーツナビ】
パンクラスの北岡悟凱旋興行「PANCRASE 2009 CHANGING TOUR」(東京・ディファ有明)を翌日に控えた6日、都内・ゴールドジム原宿にて前日計量が行われた。
メーンイベントで戦極ライト級王者・北岡悟と対戦する坂口征夫は、問題なく計量を一発クリア。調整は順調に進んだようで、その後の囲み取材でも翌日の一戦に向け、気負いは感じられなかった。
「早い決着」が打倒・北岡のチャンスと見ている坂口は、「1ラウンドから倒しに行く」と明言。ゴングと同時にラッシュをかけることを示唆した。しかし、6月いっぱいで閉鎖することが決定した「坂口道場 狛江」に話が及ぶと、途端に落胆の色を隠せなくなってしまった。5月下旬に道場閉鎖が報じられ、「前後1週間はショックだった」と坂口。「試合に集中したいんですが、柔道教室の子どもたちへの対応などもあって……」と事務作業にも追われ、心身ともに疲れた様子を見せた。怒りの矛先は父親で狛江道場を主宰していた“荒鷲”坂口征二にも向き、「発表を1カ月ずらしてほしかった。おやじにはムカついている」と肩を落とした。
ただ、「坂口道場はなくなるわけでもないし、もうひと花咲かせようと思っている」と横浜にある道場を心の拠り所とし、すでに気持ちは前を向いている。新たな道場設立のためにすでに物件も探しており、7日の試合を勝利で飾って景気よく再出発したいと腕をぶした。
その対戦相手となる北岡は8.2「戦極~第九陣~」(さいたまスーパーアリーナ)への出場も決定しているが、「ただやられるのはイヤなんで」と何かしらの爪あとを残してみせると力を込めた坂口。道場閉鎖の逆境をはね返し、北岡撃破という金星を挙げることはできるのか!?
計量結果と大会詳細は以下のとおり。
■北岡悟凱旋興行「PANCRASE 2009 CHANGING TOUR」
6月7日(日) 東京・ディファ有明 開場15:00 開始17:00
<メーンイベント ライト級 5分3R>
坂口征夫(TEAM坂口道場/同級2位)69.9キロ
北岡 悟(パンクラスism/戦極初代ライト級王者)70.2キロ
<セミファイナル 初代フライ級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R>
砂辺光久(フリー/同級1位)56.9キロ
江泉卓哉(総合格闘技道場 武門會/同級2位)56.7キロ
<第9試合 日韓対抗戦3対3大将戦 ライト級 5分2R>
大石幸史(パンクラスism/同級1位)70.1キロ
キム・ヒュンクワン(パンクラスコリア/Team Tackle)70.1キロ
<第8試合 日韓対抗戦3対3中堅戦 ミドル級 5分3R>
佐藤豪則(Laughter7/同級1位)83.8キロ
キム・フン(パンクラスコリア/Team Tackle/初参戦)83.8キロ
<第7試合 日韓対抗戦3対3先鋒戦 ヘビー級 5分2R>
チェ・ムベ(Team Tackle)112.6キロ
藤井勝久(フリー)105.1キロ
<第6試合 バンタム級 5分2R>
川原誠也(パンクラスP’sLAB横浜/同級1位)61.2キロ→61.1キロ
曹 竜也(闘心)飛行機の到着遅れで後ほど計量
<第5試合 ミドル級 5分2R>
KEI山宮(GRABAKA/ライトヘビー級1位)83.4キロ
大堀竜二(TRIAL)83.5キロ
<第4試合 フライ級 5分2R>
廣瀬 勲(ストライプル/同級3位)57.8キロ
中村圭志(TEAM坂口道場)57.7キロ
<第3試合 フェザー級 5分2R>
赤井太志朗(ノヴァ・ウニオン・ジャパン)65.3キロ
村田卓実(パンクラスコリア/パラエストラ清州)64.9キロ
<第2試合 ウェルター級 5分2R>
窪田幸生(TEAM坂口道場)76.9キロ
鈴木槙吾(ALLIANCE)76.6キロ
<第1試合 ライトヘビー級 5分3R>
川村 亮(パンクラスism/第4代王者)92.9キロ
内藤征弥(和術慧舟會A-3)91.5キロ
[ スポーツナビ 2009年6月6日 20:19 ]
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