金平会長「大毅vs坂田」実現目指し交渉へ
ボクシングの協栄ジムの金平桂一郎会長(44)が6日、成田着の航空機で滞在先の米ロサンゼルスから帰国。WBA世界フライ級王者・亀田大毅(21)と、同級7位・坂田健史(30)=協栄=のタイトル戦実現に向けて早急に亀田陣営と交渉する意向を示した。
3日(日本時間4日)に米ラスベガスで行われた同タイトル戦の入札で落札した金平会長は「早く亀田ジムを含めて関係各位と話し合わなければならない。非常に短い時間の中で厳しゅくに進めていきたい」と亀田陣営との早期交渉を明言した。
WBAルールにより、落札日から20日以内、日本時間の今月24日以内に両陣営が契約書にサインしなければ大毅‐坂田戦は実現しない。残された時間は少なく、今週中にも両陣営が交渉のテーブルにつくとみられる。
ただ両陣営の間にはファイトマネー未払い問題が残されている。金平会長は「WBAは今回の件とは関係ないと言っている」と主張するが、亀田陣営はこの問題の解決を前提として交渉に臨む意向で、大きな障害となることは確かだ。
同会長によると、期限内に交渉が決裂した場合、大毅の王座がはく奪される。その場合、暫定王者ルイス・コンセプション(パナマ)が正規王者に昇格し、坂田はコンセプションへの挑戦権を得るという。
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