豪州代表のピム・ファーベーク監督(52)が10日、日本戦に向け、日産スタジアムで会見を行った。これまで岡田ジャパンの非公開練習を皮肉ってきたが、逆にこの日は質疑応答で、攻撃の中心となるMFティム・ケーヒル(29)の起用法をはぐらかし、練習後のエリア取材も中止にした。豪州メディアも大挙来日。日本戦に対する高い関心を示した。
日本を痛烈に挑発する“ピム節”はこの日も全開。試合会場での前日練習を前に、会見場に姿を現したピム監督は「きょう(10日)の練習は面白いものになる。明日やることをしっかり見ていただけるから、ここで質問する必要もなくなる。見ればすべて分かるよ」。またもや岡田ジャパンの非公開練習に、皮肉なジャブを浴びせた。
だが、期待のゴールゲッター、MFケーヒルの起用法について質問が及ぶと、ニヤリと笑って、自らも「プレーするかだって知らないよ」とけむに巻いた。ケーヒルはイングランド・プレミアリーグのエバートンで今季6ゴールと絶好調。06年W杯の日本戦では途中出場して、1人で2得点を挙げる活躍を見せた経緯もあり、11日も勝負のカギを握りそうだ。
練習では、初めて全22人の豪州代表がそろった。ほぼランニングのみの軽いメニューだった前日から一転、ミニゲームに続いて、ゴール前でパスからのシュート練習も敢行。ケーヒルは、1メートル94の長身FWケネディと組み、キレのいいシュートを次々放ち、好調な仕上がりぶりを証明した。
チームには大きな奮起材料もある。豪州からはこの日までに、テレビが国営2局、民放1局、ケーブル1局、新聞は豪州全土から5紙が取材のため来日した。ラグビーとオージーフットボールが長らく人気を独占してきたスポーツ大国だが、最近はサッカー熱も急上昇。「ウエスト・オーストラリア」紙のクック記者は「W杯出場でサッカー人気が劇的に上がった。その前回W杯から続く日本とのライバル関係は注目度が高く、今回の試合はわが国でもトップニュースだよ」と説明した。
By サンスポ
今夜、最大の山場になりますね。
2連敗はどうしても避けたいところ。
今後を考えると、やはり勝ちたい所ですね。
久しぶりに本気で見なきゃ行けないゲームです。
PR