岡田監督「カメルーン戦で勝ち点を取らなければ」
ワールドカップ抽選会後コメント 2009年12月5日(土)
サッカーの2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会の組み合わせ抽選会が4日(現地時間)、南アフリカのケープタウンで行われ、4大会連続出場の日本はオランダ、カメルーン、デンマークと同じグループEに入ることになった。
日本は6月14日、カメルーンとの初戦に臨み、19日にオランダ、24日にデンマークと対戦する。上位2チームが決勝トーナメントに進む。
以下は岡田武史監督、犬飼基昭会長のコメント。
■岡田武史監督
「カメルーン戦で勝ち点を取らなければ」
(対戦相手が決まって)ようやく、これで明確な目標ができたんで、ここからだなという感じを受けています。(華のあるチームとやりたいと話していたが)オランダがいてカメルーンもいる。やりがいのあるグループだと思います。相手の力というか、われわれにとってはどこも上かもしれないんですが、十分対応できる範囲内だと思っているんで、そんなに悪くないグループだと思っています。今までの計画通り、それほど全体で集まる時間はないので、その時間でやるべきことをやっていくだけです。われわれはこの大会で4回目のW杯出場なんで、ベスト4を目指してやっていきます。それを変えるつもりはないので、ぜひとも目指していこうと思います。
以下は囲み取材での一問一答
――組み合わせについて
われわれにとってはどこと当たっても簡単なゲームはないので気にしていなかった。簡単なゲームはないけど、われわれにとってどうしようもないチームでもない。その意味では変な言い方だが、まあまあの悪くないグループかなと思っている。特にEグループというのは、対戦相手じゃなくて、ちょっと強化の日数が増えるのでありがたいなと。
――初戦の4日目ということか?
そうです。
――これで戦い方、強化策が絞れてくる?
基本的にトップレベルに勝つためのサッカーを目指してきたので、この組み合わせだからこうと、戦い方を劇的に変えるということはない。ただ、これから対戦相手を研究しないといけない。カメルーン、デンマークは全く研究していないので、これから研究して小さなことは調整していかなければ。
――突破のシナリオは?
1位でも2位でもいいんですよ。ただ突破すれば。そこはあんまりこだわっていないが、W杯の初戦は大事なのでカメルーン戦で勝ち点を取らなければと思っている。
――オランダ戦をやっていて良かったか?
良くも悪くも、どちらでも。ただ、昨日の夜オランダの監督とずっと話していたんですが、意外と嫌がっているかも知れないなとは思っています。話していてそう感じました。でも僕らにとっては簡単な相手じゃないし、本気のときの力は知っている。われわれも勝ち点を取るためにベストを尽くさないといけない。
――初戦のカメルーン戦は大事になるのでは?
トータルで勝ち点を取らなきゃいけないわけですから、その初戦というのはある意味大事です。ただ、ものすごくというか、これだけがすべてじゃないですから。ただ本大会の初戦というのは大事なので、カメルーン戦では勝ち点を取らなきゃならないと思っています。
カメルーンだけは全く情報がないから集めないといけない。今までトップレベルの国に勝つためにやってきた。W杯で勝つために頑張りたい。
デンマークは(FWの)ベントナーにボールを集める堅いサッカーをするイメージ。どこと当たっても簡単じゃない。自然体でいきたい。
(犬飼)会長にはオランダのところにいくと言ったら、本当に来た。びっくりしていた。なんとなく、そういう感じがした。残りの7カ月、突破できるように頑張りたい。
■犬飼基昭会長
「やれることはすべてやらせる」
やっと相手が決まってこれで選手たちも安心して、落ち着いてトレーニングに励めるんじゃないでしょうか。区切りがついて良かった。絶対に勝てる相手じゃない。でも負ける相手でもない。やりがいのあるいいグループに入ったなと思います。(ポイントは)点を取ること。オランダもカメルーンもデンマークも点が取れれば勝てます。(勝負の鍵は)やっぱり勝つという熱い気持ちなのでは。どういう相手でもそうだと思う。(本大会に向けて)やれることはすべてやらせるつもりでいます。選手や監督の要望は全部聞いて、心おきなく戦えるように。そういうサポートをしていきたいです。
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