2009年1月4日に行われる「戦極の乱2009」(さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードが発表され、3月の戦極旗揚げ以来初めてとなるオープニングファイトを、1.4ニューイヤーイベントから取り入れていくことが発表された。1.4のOPファイトは2試合。マキシモ・ブランコvs.井上誠午のライト級、入江秀忠vs.加藤実のライトヘビー級が行われる。
「少しでも多くの選手に大きな舞台を味わってもらいたい」(國保尊弘取締役)という考えから、年明けイベントより組み入れられることとなったOPファイト。2試合が正式決定し、全4選手が会見に出席したわけだが、その中で異彩を放っていたのはやはり“インディー格闘家”の入江だった。
「オレはいろんなメジャー団体に出たくて署名活動とかしてきたけど、おい! 谷川ー! いつまで経っても出さないから、こんな年になっちまったよ!」とおもむろに立ち上がって大声で叫ぶと、「このリングで勝って、夢のヒクソン戦にたどり着いてみせる!」と、まさかのヒクソン・グレイシー戦をブチ上げて、会見場をドン引きさせてしまったのだった。
「戦極が旗揚げした時、一番最初に『自分を使ってくれ』と言ってくれた選手」と入江の熱意は高く評価していた國保取締役だったが、このパフォーマンスにはさすがに苦笑い。「ヒクソン戦は遠い道のりだと思いますが、まずは入江選手がどのような試合をするのか注目したい。そして、このリングで勝つことが先です」と冷静に語った。
以下はOPファイト出場選手のコメント。
マキシモ・ブランコ
「前回負けたのが悔しくて、早く誰かを殺さないと落ち着きません。4日は思い切り相手をやっつけたい」
井上誠午
「殺されないように頑張りたいです(笑)。オレの正月を返せ!と思いながら、思い切りやろうと思います」
加藤実
「入江選手の試合を何度か見たことがあるんですけど、ふざけすぎているんで、潰したいと思います」
入江秀忠
「オス! どうも、オレがDEEPの絶対王者・入江です。いろんなメジャー団体に出たくて署名活動とかしてきたけど、(立ち上がって大声で)谷川ー! いつまでも出さないからこんな年になっちまったよ! このリングで勝って夢のヒクソン戦にたどり着いてみせる! このリングなら資金力もあるってことで、絶対にヒクソン戦にたどり着いてみせるよ!……あれ? スベッた?」
■戦極の乱2009
2009年1月4日(日)さいたまスーパーアリーナ 開場14:00 開始16:00
【決定対戦カード】
<戦極ライトヘビー級 ワンマッチ 5分3R>
キング・モー
内藤征弥(和術慧舟會A-3)
<戦極の乱2009オープニングファイト ライト級 5分2R>
マキシモ・ブランコ(戦極育成選手)
井上誠午(和術慧舟會GODS)
<戦極の乱2009オープニングファイト ライトヘビー級級 5分2R>
入江秀忠(キングダム・エルガイツ)
加藤 実(フリー)
【既報対戦カード】
<戦極ライトヘビー級 ワンマッチ 5分3R>
吉田秀彦(吉田道場)
菊田早苗(GRABAKA)
<戦極ライト級チャンピオンシップ 5分5R>
五味隆典(久我山ラスカルジム)
北岡 悟(パンクラスism)
<戦極ミドル級チャンピオンシップ 5分5R>
三崎和雄(GRABAKA)
ジョルジ・サンチアゴ(アメリカン・トップチーム)
<戦極ヘビー級 ワンマッチ 5分3R>
中尾“KISS”芳広
アントニオ・シウバ
<戦極ライト級 ワンマッチ 5分3R>
光岡映二(和術慧舟會RJW)
セルゲイ・ゴリアエフ(MMA BUSHIDO)
<戦極ヘビー級 ワンマッチ 5分3R>
デイブ・ハーマン(F1 Fight Team)
チェ・ムベ(チーム・タックル)
[ スポーツナビ 2008年12月19日 19:06 ]
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