5回までにKOや!亀パパが興毅圧勝予告スポーツニッポン - 2009/11/26 7:03
興毅が5回KOで2階級制覇や!亀田3兄弟の父・史郎氏(44)が25日、スポーツニッポンの単独インタビューに応じ、WBC世界フライ級タイトルマッチ(29日、さいたまスーパーアリーナ)での長男・興毅(23=亀田)の完勝を予告した。王者・内藤大助(35=宮田)を相手に、5回までのKO勝利か大差の判定勝ちと宣言。セコンドライセンス無期限停止処分中のため、試合当日は青コーナー付近の客席から見守ることになるが「オレが(指示の)声を出さんでもええぐらいの内容になる」と息子の勝利を信じて疑わなかった。
長男・興毅の大一番を前に、父・史郎氏が吠えた。「普通に力を出せば5回までの前半にKOや。判定だったら大差。内容にもこだわるで」。自信に満ちあふれたまなざし。まるで自分が拳を交えるような気迫をにじませた。
息子の王座奪取を確信するのには理由がある。「調子は最高やし、特にカウンターが凄い。今なら一発入れば10カウント取れる破壊力がある。敵はプレッシャーだけや」。小学6年で興毅がボクシングを始めてから一緒に歩み続け、わずかな調子の違いでも見分けられる父子鷹ならではの言葉だった。
興毅にとっては07年10月、内藤に判定で敗れた次男・大毅(20=亀田)の敵討ちとなる。その試合で大毅が反則騒動を引き起こし、史郎氏も反則を指示した疑いでセコンドライセンス無期限停止の処分を受けた。2年がたち、ルールに従って処分解除を申請しているものの、29日に迫った大一番には間に合わなかった。リングサイドの客席から見守ることになり、セコンドとして指示を送ることはかなわない。それでも「(指示の)声を出さんでいいぐらいの試合をしてくれるはずや」と、試合途中の公開採点でも大差をつけるほどの圧勝を予告した。
「35歳のおっさん(内藤)にやられてるようじゃあかん。世間はビッグマッチとか騒ぐけど、興毅はこれからが本当の勝負なんや」と史郎氏。内藤戦はあくまで通過点。夢の海外進出や史上初となる3兄弟での世界王座獲りに向けて、長男の背中を力強く押した。
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