<サッカーW杯>「死の組」はDとG毎日新聞 - 2009/12/5 10:59
サッカーの10年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で連覇を狙うイタリアのリッピ監督は抽選会後、「簡単な組など存在しない」と前置きしたうえで「もっともタフなのは、(D組の)ドイツと、(G組の)ブラジルの組だ」と分析した。
最多6回目の優勝を目指すブラジルは、前回4位のポルトガル、FWドログバを擁するコートジボワールの挑戦を受ける。前回3位のドイツは若手とベテランが高いレベルで融合するが、MFエシエン、ムンタリら個々の能力が高いガーナ、主力が欧州で活躍するオーストラリア、一発があるセルビアがひしめくD組を勝ち抜くのは簡単ではない。
開催国の南アフリカにとっては、厳しい組み合わせになった。前回準優勝のフランス、過去8強2回のメキシコ、南米のウルグアイと難敵がそろい、開催国の「ノルマ」である1次リーグ突破を成し遂げられるかは微妙だ。94年大会で母国を優勝に導いたブラジル人のパレイラ監督のもと、ホームの利をどこまで生かせるか。
F組のイタリア、C組のイングランドは恵まれた感がある。予選で苦しんだアルゼンチンは、素材は一級品がそろうだけに、マラドーナ監督がどこまで指導力を発揮できるかがカギになる。
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