西武・涌井、ダルビッシュに雪辱できず2009年4月17日(金) 21時52分 サンケイスポーツ
(パ・リーグ、西武2-4日本ハム、1回戦、日本ハム1勝、17日、西武ドーム)鋭い打球音を聞くたび、エースの表情は厳しさを増す。同い年のダルビッシュとのエース対決に臨んだ西武・涌井が、日本ハム打線につかまった。
「(ダルビッシュとの対決に)何も思いはないですよ。できればやりたくない相手ですね」
前日の16日は平静を装っていたが、高ぶる気持ちを抑えきれない様子だった。過去ダルビッシュとの直接対決は3試合で勝ち星なしの2敗と苦しんでいるだけに、雪辱の思いは強い。
立ち上がりから力みでボールが上ずりがちの涌井。好調日本ハム打線に痛打を浴びた。二回一死一塁から高橋に左越え2号2ランを被弾すると、三回には稲葉、四回には再び高橋に適時打を許した。3イニング連続失点で四回まで4失点。日本のエース相手に、重いハンディを背負ってしまった。
「今の涌井ならばダルビッシュといい勝負ができる。でも、あいつとやるときはこっちの胃が痛くなるよ。攻略しようがないときがあるからね」
ベンチの渡辺監督も渋い表情で戦況を見つめたが、ダルビッシュから2点を取るのがやっと。涌井はダルビッシュとの直接対決で、また勝てなかった。
PR